ココロからカラダへ
対人関係のストレスを軽減する
ストレスを貯めやすい考え方とは?
考え方に偏りがあると、ストレスを貯めやすくなります。
例えば、「周りのみんなに好かれたい!」と思ったことはありませんか?多くの人がこのように思ったことがあるかもしれませんね。でも職場という立場が異なる人々が集まった組織の中で、周りの100人中100人すべての人に好かれるのは、現実的には難しいかもしれません。それでは、どのように考えれば、理に適っているでしょうか?
考え方のバリエーションは無限ですが、一つの例として、「全員は無理だけど、なるべく多くの人に好かれたいな。」と考えてみるとどうでしょう?このように考えると、たとえば誰か一人に嫌われたかも?と思った場合でも、自分を全否定する必要がなくなって、少し気持ちが楽になるかもしれません。
このように、客観的に考えるとあまり理に適っていない思考のことを「非合理思考」と呼びます。この「非合理思考」は誰でも持っています。それはその人の生活習慣や信条から生まれる考え方の傾向=「癖(クセ)」のようなものです。
この自分の非合理思考の傾向にまず気づき、そしてその「非合理思考」を「合理思考」に書き換えていくと、日常生活のストレスは劇的に減ります。
これは臨床心理で用いられる「認知行動療法」と呼ばれるものですが、私たちの毎日の生活でもとても役立つものです。弊社の研修では、この認知行動療法を、毎日の職場で使いやすいように、具体的な書き換えを体験するワークショップを行います。
周囲の状況は同じでも、考え方をしなやかにするスキルを身につけるだけで、ストレスを激減することができるということを、身を持って体験して学びましょう。周囲を変える、というよりも、自分自身を変える。精神的に健やかな毎日を過ごす人生のヒントがここにあります。
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上手にNoと言えるスキルを身につける
職場でこのような声を聞いたことはありませんか?
「どうして事前に、知らせてくれなかったんだよ~っ!」
忙しい職場ではよく聞かれる声かもしれませんね。さて、ここで実験です。言われた側の気分になりきってみましょう。もしもあなたが、「どうして事前に知らせてくれなかったんだよ~っ!」と言われたら、相手に何と言いたくなりますか?
さて次の実験です。「知らなかったから、準備してないよ~。困ったなぁ。。。」と言われら、相手に何と言いたくなりますか?
おそらく、後者の方がやわらかく聞こえたのではないでしょうか。人によっては「申し訳ない」という気持ちが増えているかもしれませんね。
ですがよく読んでみると、上の二つの状況は全く同じです。何が違うのでしょうか?それは「主語」です。前者は「YOU(あなた)」が、後者は「I (私)」が主語になっています。
「(あなたは)どうして、事前に知らせてくれなかったんだよ~っ!」
「(私は)知らなかったから、準備してないよ~。(私は)困ったなぁ。。。」
状況は全く同じなのに、主語を買えただけで、こんなにも受ける印象が変わります。これはアサーション(アサーティブ・コミュニケーション)の手法の一つ、“「YOUメッセージ」から、「 I メッセージ」への変換”です。
「 I メッセージ」の言い方を身につけると、相手を傷つけることなく、上手にNoということができるようになります。上手にNoということができるようになると、相手の機嫌を損ねたくないばかりに、ついつい自分ばかり我慢することがなくなり、日常生活のストレスが激減します。
弊社のコミュニケーション研修では、このアサーションのスキルをはじめ、職場で役立つ対人コミュニケーション スキルを“具体的”に紹介し、実際にグループワークで体験して身につけます。
ほんの少しのスキルを使うだけで、相手も自分も楽になるコミュニケーション法。きっと一生の宝物になることでしょう。管理職の方も、一般職の方も、すべての人が身につけておいて損のないスキル。ストレス要因の第一位である対人関係のストレスを減らして、そこに費やされているエネルギーを、もっと生産的なことに向けるためのヒントがここにあります。
「アサーション」などの対人コミュニケーションスキルは、以下の研修で学べます。
「対人コミュニケーションスキル」研修
講義+体感型ワークショップ。まずはセルフチェック シートで自分の対人コミュニケーションのクセを知り、それを改善するための具体的なスキルを、体験型ワークショップ形式で学びます。パワハラにならない伝え方、「心理的安全性」を高める聴き方などの具体的なスキルを、実際に体験して習得できます。チームワーク向上研修、メンタルヘルス社員研修、職場のストレスマネジメントセミナーにも、人気の社員研修です。