カラダからココロへ
「筋肉ー神経」の法則

自律神経バランスを整えるために

「疲れて帰ってきたのに、なかなか寝つけない。」
「やるべきことがたくさんあるのに、やる気が起きない。」
―このような経験はありませんか?このような時は、心身のONとOFFのスイッチの切り替えが、あまり上手くいっていないのかもしれません。

私たちの心身は「自律神経」によって調節されています。この自律神経は、心身を興奮させる交感神経と、鎮静させる副交感神経の二つで構成されています。

この自律神経は、英語のオートマティック・ナーブ( Automatic nerve )の直訳です。「オートマティック」ですから、「”自動”神経」という訳の方がピッタリかもしれませんね。

例えば、私たちは緊張すると、心臓がバクバクしたり、手に汗をかいたり、顔がこわばって、呼吸が浅くなったりします。別に自分の意思で行ったのではなく、“自動的に”そうなってしまうのです。

寝つけない時に、一生懸命寝ようとすればするほど、目が覚めて眠れないように、自律神経は、自分の「意思の力」や「根性」では、動かすことができません。

それではどうするのか? 手軽にできる方法として、「筋肉ー神経」の働きを利用することができます。

自律神経の働きで、ココロが緊張すると、カラダの筋肉が“自動的に”こわばります。逆にカラダの筋肉をゆるめると、ココロの緊張もゆるむように、私たちの自律神経は働きます。リラックスしたい時には「筋弛緩法」を、やる気を出したい時は「筋緊張法」を行うーカラダから入って、ココロに影響を及ぼす、という手法です。

近年は仕事の後も緊張状態が続いてしまう「過緊張」状態の人が多く、とくに精神的なストレスを強く感じる場合に多く起こります。緊張がうまく取れないままでベッドに入ってしまうと、眠りが浅く、疲れが取れないなどの「睡眠障害」や、日々の疲労が蓄積されて起こる「慢性疲労症候群」の原因にもなります。

弊社のセルフケア呼吸体操研修では、の筋肉のコリをほぐすことで、ココロのコリをほぐす体操法、浅い呼吸を深い呼吸にすることで、ココロをリラックスさせる呼吸法など、自宅やオフィスで、手軽に3分ほどでできるスキルを紹介します。オフィスで働く人の多くが訴えるカラダの悩み「目・肩・腰のコリ」を気持ちよくほどきながら、ココロの深いところまでほどいていくメソッドを学ぶことで、自分のカラダとココロの両方をセルフ メンテナンスできるスキルを習得します。

「セルフケア呼吸体操」は以下の研修で学べます。

「セルフケア呼吸体操」研修

セルフケアの理論を講義で学んだ後、実際に体を動かしてセルフケアのための呼吸法・体操法を学ぶ体験型セミナーです。講義で理解→実技で体感。 メンタルヘルス社員研修、職場のストレスマネジメントセミナーに参加者満足度が高い人気の社員研修です。